昭和の沖縄島巡り

昭和の沖縄島巡り、懐かしさがこみ上げる紀行文と歌の数々です

■昭和の沖縄島巡り<<西表のコーヒー農園(西表島②)>>■

◆行った所: 西表島(昭和60年(1985年))<O013>◆


▲「西表島でコーヒー農園を始める」とN氏
・「彼女と西表島に移住する。」と、N氏から聞いたのは、90年代、私の東京出向も終わりに近い頃でした。
・「西表島に行って何をするの?」という私の問いに対して、「西表でコーヒー農園を始める。」という意外な答えが返ってきました。


西表島に実る赤いコーヒー豆が見えた(?)
・N氏は東北生れで、東京で雑誌編集の仕事をしておりました。N氏の彼女は奄美島生れで、横浜で看護婦の仕事をしておりました。
・「何故、コーヒー農園なの?」という私の問いに対して、「コーヒーが大好きなので、この手でコーヒーを作ってみたい!」との回答でした。
・この言葉に私は、西表島に実る赤いコーヒー豆が見えた気がしました。

◎フクギと沖縄の青空です。


▲「沖縄本島にはコーヒーを作っている農家がある」とN氏
・「沖縄でコーヒーって、作れるの?」という私の問いに対して、「沖縄本島には、小規模ながらコーヒーを作っている農家がある。」との回答でした。
・「どうして西表島を選んだの?」は、N氏に聞いてはおりませんが、そこがN氏のN氏たるゆえんなのかもしれないと、勝手に納得しておりました。


▲コーヒーの白い花を咲かせるまでは成功したが…
・言葉通り、N氏は彼女と二人で西表島に移住してゆきました。そして、西表島にコーヒーの白い花を咲かせるまでは成功しましたが、最終的に、コーヒー農園を作るには至りませんでした。
・現在は、彼女とも別れ、石垣島で編集の仕事をしているそうです。

◎あの頃吸っていたタバコのスナップ写真です。


▲岩崎魚介作『南の島の便り』
・そんなN氏の西表島での奮闘(?)を描いた本が、岩崎魚介作『南の島の便り』(沖縄出版 1,600円)です。さすが文章屋さん、読む者を惹きつけてくれます。
・この本を読むと、自分もヤブレバイクで西表を走り回っている気分になってきます。興味のある方は一読をお勧めします。

◎岩崎魚介作『南の島の便り』です。


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・79_みさき(夕暮れの鐘)(ボーカロイド版)(3分06秒)
・イメージは「夕暮れのみさきに鳴る鐘」です
・作詞・作曲:南波照間 雅彦