昭和の沖縄島巡り

昭和の沖縄島巡り、懐かしさがこみ上げる紀行文と歌の数々です

■昭和の沖縄島巡り<<-島の南に住む人(西表島③)>>■

◆行った所: 西表島(昭和60年(1985年))<O014>◆


▲島の中央から南西側は「東洋のガラパゴス
西表島の集落は、二つ港を中心に島の上半分に集中しております。島の中央から南西側は、地図上に道すらない原生林の森と川があり、天然記念物「イリオモテヤマネコ」などの希少動物の生息地です。手付かずの自然が残る西表島は「東洋のガラパゴス」と呼ばれています。


▲田ノ浜海岸に暮らす一人の男性の映像
・島の南に広がるとても長い海岸線は、田ノ浜海岸という名前です。この田ノ浜海岸に暮らす一人の男性の映像を、テレビで見た事があります。

・日に焼けた顔には、テレビ撮影に対する戸惑いが見られましたが、レポーターのブシツケな質問にも、淡々と答えていたのが印象的でした。

◎タコの木と、沖縄の青空です。



▲私の頭にはロビンソン・クルーソー的想像が広がった
・テレビを見た後も「あの男は、どうやって生きているのだろうか?」という疑問は「あの男の衣・食・住はどうなっているのだろうか?」に変わり、私の頭にはロビンソン・クルーソー的想像が広がって行きました。

・東京出向中の私の頭には「西表島移住」が点滅していたのかもしれません。


▲衣・食・住(東京生活からのイメージとギャップ)
・衣-着たきりスズメはいたし方ないけれど、着替えの一つくらいは欲しいな~?
・食-目の前の海は、鮮魚の冷蔵庫だが、採れるかな?毎日魚じゃ飽きるかな?
・住-まず、風通しが良くないと、でも台風を考えると堅牢さも必要だろうな?

・衣・食・住の揃った東京生活からのイメージは、マイナス面がデフォルメされます。

◎サトウキビ畑の夕暮れです。



▲『島の南に住む人』は、私とは別世界に住む人に
・「毎日、す潜りで魚を採り、焼き魚と貝の食事。服は汗臭く、蚊には刺されっぱなし、その上、地面から沸くような沖縄の夏の暑さ、想像するだけで頭がクラクラ~~…」

・「私には無理だ!」と、私のロビンソン・クルーソー的想像は、暗礁に乗り上げました。そして、憧れの『島の南に住む人』は、私とは別世界に住む人にシフトされました。


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・浜千鳥(6分49秒)
・旅の野宿、思い出されるのは親、そして我家。渚では浜千鳥が鳴いている。
・曲:沖縄本島の民謡 ・沖縄県公式チャンネルの動画です